米国株急反落、市場に「アップルショック」

ダウ660ドル安、弱い米製造業指標も影響

 1月3日、米国株式市場は急反落して取引を終えた。アップルの業績見通し下方修正や米製造業部門の減速を示す指標を受け、世界経済を巡る懸念が強まった。ニューヨークで撮影(2019年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場は急反落して取引を終えた。アップルの業績見通し下方修正や米製造業部門の減速を示す指標を受け、世界経済を巡る懸念が強まった。アップル<AAPL.O>が10─12月期の売上高見通しを下方修正したことを受け、テクノロジーセクターをはじめ市場に動揺が広がり、主要株価3指数がいずれも2%超下落、ナスダックは3%安となった。

アップルのクック最高経営責任者(CEO)は投資家への書簡で、中国の景気減速の大きさを予測できていなかったと明かした。アップルは10.0%安。[nL3N1Z313A]

S&P情報技術指数<.SPLRCT>は5.1%安で、2011年8月以来の大幅な下落率となった。フィラデルフィア半導体指数<.SOX>は5.9%安。

米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業景気指数<USPMI=ECI>が2016年11月以来の低水準となり、1カ月の低下幅として2008年10月以来の大きさを記録したことも相場の重しとなった。[nL3N1Z33ID]

また、主要自動車メーカー各社が公表した12月の米自動車販売台数はフォード・モーター<F.N>が8.8%減、ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>が2.7%減となるなど軟調で、株価はそれぞれ1.5%安と4.1%安となった。[nL3N1Z33R2]

S&P500の主要11セクターのうち不動産<.SPLRCR>と公益事業<.SPLRCU>を除く全業種がマイナス圏で引けた。

ダウは通商問題に敏感なキャタピラー<CAT.N>やスリーエム(3M)<MMM.N>、ボーイング<BA.N>の下げにも圧迫された。

個別銘柄ではブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY.N>が13.3%急落。同社は同業のセルジーン<CELG.O>を約740億ドルで買収すると発表した。セルジーンは20.7%急伸した。[nL3N1Z32VJ]

このほかデルタ航空<DAL.N>が第4・四半期の1座席マイル当たり旅客収入(ユニットレベニュー)の見通しを引き下げたことを受けて航空株が売られ、S&P1500航空指数<.SPCOMAIR>は5.9%安となった。[nL3N1Z33I4]

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.39対1の比率で上回った。ナスダックでも2.28対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は81億1000万株。直近20営業日の平均は91億6000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 22686.22 -660.02 -2.83 23176.39 23176.39 22638.41 <.DJI>

前営業日終値 23346.24

ナスダック総合 6463.50 -202.43 -3.04 6584.77 6600.21 6457.13 <.IXIC>

前営業日終値 6665.94

S&P総合500種 2447.89 -62.14 -2.48 2491.92 2493.14 2443.96 <.SPX>

前営業日終値 2510.03

ダウ輸送株20種 8881.49 -320.98 -3.49 <.DJT>

ダウ公共株15種 701.55 +0.51 +0.07 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1096.03 -69.27 -5.94 <.SOX>

VIX指数 25.45 +2.23 +9.60 <.VIX>

NYSE出来高 10.12億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19425 - 415 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 19370 - 470 大阪比 <0#NIY:>

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