背負いリュック、電車内「迷惑行為」の1位に 2018年度の「迷惑行為ランキング」が発表

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
駅や電車内のマナーに関するアンケートで迷惑行為の1位になったのは「荷物の持ち方・置き方」だった(U-taka/PIXTA)

満員電車の中でリュックサックを肩からかけたり背負ったりすることが、自分では気づかないうちに周囲の乗客の迷惑になることがある。ビジネスシーンにマッチする「ビジネスリュック」が人気を集めるにつれ、この「背負いリュック」を迷惑に感じる人も増えている。

全国72社の私鉄が加盟する日本民営鉄道協会(民鉄協)が12月20日に発表した「駅と電車内の迷惑行為ランキング」によれば、1位は「荷物の持ち方・置き方」。2位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」、3位は「座席の座り方」という結果だった。

背負いリュック、迷惑行為1位に

「荷物の持ち方・置き方」は2009年には12位だったが、年を重ねるごとに順位を上げ、昨年は2位(11月5日記事『迷惑度「急上昇」、満員電車の背負いリュック』)、そして今回1位になった。

また、「荷物の持ち方・置き方」の内訳は、「背中や肩のリュックサック・ショルダーバッグ等」が昨年は55.2%で全体の半分強だったが、今回は66.2%と全体の3分の2に迫った。

ほかは「座席に置かれた荷物」が9.0%、「床(足もと)に置かれた荷物」が8.3%、「傘(濡れ傘・先端を向けられる等)」が6.1%、「乱暴なキャリーバッグの運び方」が3.9%などとなっている。

背負いリュック問題が突出して高く、しかもあらゆる迷惑行為のトップに躍り出たわけだ。

次ページ「リュックが迷惑」なぜ増えた?
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事