年俸額でみたプロ野球「最強球団」はどこだ!

ソフトバンクが断トツ、「金満」巨人は2位に

一方、今シーズン1億円以上の年俸を取っていた選手で引退や退団が決まっている選手は、推定年俸2億2400万円の山口鉄也選手と2億2200万円のカミネロ選手、それに2億6600万円のマギー選手の3人。3人合計で7億1200万円減るが、それでも差し引き5億円以上の負担増になる。他の選手の増減次第だが、ソフトバンクを超えるかどうか微妙なところだ。

丸選手が抜ける広島はどうか。巨人の3分の1の年俸水準で球界最低を誇った広島も、黒田博樹投手に復帰初年度の2015年に6億円、翌年に10億円という破格の高年俸を支払って以降は普通の水準になった。

丸選手引き留めのため、これまで認めてこなかった「FA宣言+残留」の道も提供したが、引き留めることはできなかった。

広島は再び年俸下位球団へ

今シーズン広島で一番の高給取りは3億4500万円のジョンソン投手。2億1000万円の丸選手は2番目だった。1億1300万円のジャクソン選手、1億1000万円の新井貴浩選手、1億1500万円のエルドレッド選手も抜けるので、合計5億4800万円減る。

一方で、3年連続リーグ優勝に貢献した選手の年俸アップはあるはずだが、広島は44期連続黒字が確実視されているほど、徹底したコスト管理が行われている球団だ。選手は自前での育成を基本とし、成績とともに年俸が上がってくると、惜しげもなく他球団に送り出す。FA宣言した他球団の高額年俸の選手は絶対に獲得しない。

球団の体質からすると、丸が抜けた穴を同等レベルの選手獲得で埋めるという可能性はほぼない。高級取りが抜けて浮いたお金を、残った選手の年俸アップや新規獲得に使うかどうかも疑問で、年俸下位球団に戻る可能性はなきにしもあらずだ。

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