米国株は2%超の反発、NYダウ547ドル高 企業決算好調、これで下げ止まりなのか?
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は、主要株価3指数が軒並み2%超急伸。ゴールドマン・サックス<GS.N>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH.N>などの主要企業が発表した好決算に加え、一連の堅調な経済指標が追い風となった。
3指数の上昇率はいずれも1日としては3月以来の大きさとなり、小型株中心のラッセル2000も約2年ぶりの大幅な上昇率を記録した。
ハイテク株が上げを主導し、S&P情報技術指数<.SPLRCT>は3%上昇。ヘルスケア<.SPXHC>も2.9%高となった。
ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・クラークソン最高経営責任者(CEO)は、これまで企業業績が最大の株価押し上げ要因となってきたことから、第3・四半期決算に大きなウエートが置かれていると指摘。決算シーズンは始まったばかりだが、今のところ良好だと述べた。
この日発表された経済指標では、9月の鉱工業生産指数が4カ月連続で上昇したほか、8月の求人件数も2000年の統計開始以来の最高水準をとなった。
個別銘柄ではゴールドマンが3.0%高、モルガン・スタンレー<MS.N>が5.7%高。両社の第3・四半期決算は、株式取引と株式引き受け事業が好調だったことで、ともに利益が予想を上回った。
ヘルスケアセクターではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ.N>が1.9、医療保険最大手ユナイテッドヘルス・グループが4.7%、それぞれ上昇。いずれも決算を好感した。
アドビ・システムズ<ADBE.O>は前日引け後のアナリスト会議を手掛かりに9.5%急伸した。
ウォルマート<WMT.N>は2.1%高。ダグ・マクミロンCEOは同社が注力するインターネット通販事業拡充に向けた多岐にわたる投資を強調し、同社の事業を新たな視点で見るよう投資家に求めた。
ネットフリックスは引け後に発表した第3・四半期決算を好感して時間外取引で急伸している。
一方、ブラックロック<BLK.N>は4.4%安。株式、債券、その他長期投資の収入が2016年第2・四半期以来の低水準となったことを嫌気した。
米取引所の合算出来高は約75億株。直近20営業日の平均は79億株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を5.17対1の比率で上回った。ナスダックでも4.02対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25798.42 +547.87 +2.17 25351.5 25817. 25351. <.DJI>
3 68 53
前営業日終値 25250.55
ナスダック総合 7645.49 +214.75 +2.89 7501.78 7658.1 7493.4 <.IXIC>
4 4
前営業日終値 7430.74
S&P総合500種 2809.92 +59.13 +2.15 2767.05 2813.4 2766.9 <.SPX>
6 1
前営業日終値 2750.79
ダウ輸送株20種 10744.85 +190.88 +1.81 <.DJT>
ダウ公共株15種 734.97 +8.62 +1.19 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1282.95 +41.13 +3.31 <.SOX>
VIX指数 17.66 -3.64 -17.09 <.VIX>
S&P一般消費財 880.65 +19.13 +2.22 <.SPLRCD>
S&P素材 341.93 +6.09 +1.81 <.SPLRCM>
S&P工業 633.18 +10.34 +1.66 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 548.18 +5.70 +1.05 <.SPLRCS>
S&P金融 443.91 +6.98 +1.60 <.SPSY>
S&P不動産195.28 +3.66 +1.91 <.SPLRCRE
C>
S&Pエネルギー 540.77 +4.69 +0.87 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1076.25 +30.32 +2.90 <.SPXHC>
S&P通信サービス 155.01 +3.55 +2.34 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1259.74 +36.97 +3.02 <.SPLRCT>
S&P公益事業 272.89 +3.14 +1.16 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.17億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22910 + 490 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22875 + 455 大阪比 <0#NIY:>
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら