コインランドリーが今、こんなにも熱い事情 この20年で店舗数倍増!大物も楽々洗える
コインランドリー機器メーカー3強の一角、TOSEIによると、「1週間分の洗濯物も、洗濯から乾燥まで1時間ほどで終えられる」(同社マーケティング部の荻野耕次部長)という。洗濯機の大きさを選択できるので、一人暮らしだろうと、大人数だろうと、洗濯にかかる時間に変わりはない。さらに「電気で乾かす家庭用と違い、コインランドリーでの乾燥はガスを使うため短時間で乾く。しかも大きなドラムで乾かすため、シワにもなりにくい」(同)。
また、布団や毛布など、家庭では洗濯できない大きな物まで丸洗いできる大型の洗濯機を備えている店舗もある。布団の丸洗いや高温乾燥はダニなどアレルギー対策として効果的だ。宅配クリーニング等で布団を洗っている人もいるが、返却までに日数がかかるため、そうそう気軽に利用できるものでもない。それが1日ですむとなれば利用者には朗報だろう。
粗利率は最低でも60%!!
需要の増加に着目し、コインランドリー運営に参入する企業もじわじわ広がりつつある。「コインランドリーは洗濯中の待ち時間が発生するので、そこを狙っている」(中澤編集長)。コンビニ大手のユニー・ファミリーマートホールディングスは2018年3月からコインランドリー併設店の展開を始めた。2019年度末までに300店を目指すという。車関連用品の販売店オートバックスや業務用スーパーを展開するG-7ホールディングスも、2016年度からコインランドリーとの併設店を展開している。
コインランドリーは基本的に無人店舗が多く、人件費も少なくて済む。「粗利率は最低でも60%ほど」(コインランドリー運営や機器販売のファミリーレンタリース鈴木國夫会長)という利益率の高さから、個人が投資で始めることも多い。
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