50代会社員が直面する「役職定年」のリアル

年収減に異動、モチベーション維持が課題

役職定年による所属異動が「なかった人」と「あった人」の満足度を比べると、前者は87.9%であるのに対し、後者は71.5%になっています。

異動がなかったことに満足している理由としては、「それまでの知識・技能・経験が活かせたから」64.9%と割合が最も高く、次いで「その所属でやりたい仕事があったから」36.3%・「その所属の所属員と一緒に仕事を続けられたから」31.9%と続きます。役職定年前から継続して勤務している所属での仕事に対する思い入れがうかがえます。

異動がないことへの不満の原因は?

逆に所属異動がなくて「よくなかった」「どちらかと言えばよくなかった」と回答した人が挙げた理由としては、「元部下が上司になるなど、職制面で自分がやりにくかったから」29.0%・「自分が主導した部署での権限がなくなり、自分が不満だったから」21.7%となっており、職制面での不満がうかがえます。

役職定年後には肩書もなくなり、年収も下がり、役職定年前並みのモチベーションは維持できていないのが現実のようです。一方で、異動の有無にかかわらず、役職定年後の所属への満足度はそれなりに高いものがあります。

役職定年の運用にあたっては、働き手や職務の特性、職場環境に応じた異動や役割の工夫が必要なのではないでしょうか。

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