楽天が仮想通貨業者買収、LINEはLINK発行へ

ネット決済などで仮想通貨の役割拡大を予想

 8月31日、楽天は、仮想通貨交換業者・みんなのビットコイン(東京・港)を買収すると発表した。写真は楽天のロゴ。都内で2014年2月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 31日 ロイター] - 楽天は31日、仮想通貨交換業者・みんなのビットコイン(東京・港)を買収すると発表した。楽天が展開するEコマースなどのサービスの決済手段やグループの証券会社が抱える顧客の運用対象として、仮想通貨の役割が拡大すると見ている。

子会社の楽天カードを通じ、みんな社の全株式をトレイダーズインベストメントから2億6500万円で取得する。楽天の開示資料によると、みんな社の2018年3月期の売上高は2558万円、4921万円の純損失となっている。

みんな社は金融庁への正式登録前の「みなし業者」。4月に経営管理体制やマネー・ローンダリング対策などで業務改善命令が出されている。みんな社が楽天の傘下に入ることで、早期の仮想通貨交換業者としての登録が期待できると判断したと楽天は説明している。

仮想通貨をめぐっては、LINEが同日、独自の仮想通貨「LINK」を発行すると発表。9月から同社が運営する仮想通貨交換所「BITBOX」で他の仮想通貨との交換、取引が可能になるとしている。「LINK」は規制の関係上、日米を除く地域のユーザーに配布されるという。

今年1月に発生したコインチェックの巨額の仮想通貨流出事件を受け、金融庁は業者を一斉に検査。その結果、多くの業者で内部管理などで重大な欠陥が見かり、業務停止命令や業務改善命令が出された。

コインチェックは、マネックスグループ傘下で交換業者としての登録を目指している。

 

(浦中 大我)

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
  • 北朝鮮ニュース
  • インフレが日本を救う
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
小売り、外食…<br>値決めの勝者と敗者

値下げをすれば客が来る、値上げをすれば客が減るという常識が通用しない。「65円靴下」などの激安セールでも客離れに泣くしまむら。一方で、壱番屋やリンガーハットは値上げをしても客足は遠のかない。勝敗の分岐点はどこにあるのか。