ライオンズ一筋・栗山巧が語る17年目の今

幅広い活動を行い続ける「責任感や使命感」

7月下旬の試合前に取材に応じた栗山巧選手(撮影:風間仁一郎)

3年連続Bクラスと低迷していたパ・リーグの埼玉西武ライオンズが、辻発彦監督(注:「辻」は1点しんにょう)就任後の2017年に2位をマーク。今年は27年ぶりの開幕8連勝でトップの座を掴んでから、一度も陥落することなく首位をキープしている(8月4日時点)。

プロ17年目を迎える栗山巧は、今シーズンに入ってからのチームについてこう語る。

「“変化”と言われると、それはあまり感じない。“進化”のほうが近いかもしれないですね。どの選手もみんな、野球の進め方がうまくなっていますよ。『ここぞ』という場面をつくることができるし、その『ここぞ』の場面でしっかり集中力を発揮することができる。それは、今年突然変化してできるようになったものではなく、今までの積み重ねがあってのことですから」

17年目の栗山に求められる役割

昨シーズン序盤の試合での負傷後は指名打者や代打での起用が多くなり、若手が台頭してきたチーム事情も重なって、栗山自身が求められる役割も少しずつ変わってきた。

試合前にバッティング練習をする栗山選手(撮影:風間仁一郎)

「僕としては、『与えられたところで』としか言えないですかね。たとえバックアップのメンバーに入っていても、いつもと変わらない準備をする。それが僕のやっていくべきこと。そして、チャンスが来ればそこで全力を出す。

期待されて、まさに『ここぞ』の時に行くことが多いので、その期待に応えたい、なんとかしたいという思いは強く、その分プレッシャーを感じることもあります」

前回の優勝は10年前の2008年。チームの中では、その喜びを経験したことのある数少ない選手の1人だが、当時のチームと現在のチームで、何か通じるものを感じているのだろうか。

「あの時と今とではメンバーも違うので、共通点を探すのはなかなか難しいですが、たとえば最後の最後で逆転するような試合が増えているところは似ているかもしれないですね。今年も、『こんなに負けていたのに逆転できるんだ』と思える試合がいくつかありましたから。終盤の強さや勢いという部分では、優勝した当時のチームと通ずるものがあるかもしれません」

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