日経平均は続伸、中国株高好感し一時300円高

引き続き「米中貿易戦争」の行方に関心

 7月9日、東京株式市場で日経平均は続伸した。6月米雇用統計の底堅い内容や堅調な中国株が安心材料となり、一時300円超に上げ幅を拡大。西日本を中心とした水害の悪影響はひとまず限定的で、取引時間中に1週間ぶりとなる2万2000円台をつけた。写真は東京証券取引所で2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸した。6月米雇用統計の底堅い内容や堅調な中国株が安心材料となり、一時300円超に上げ幅を拡大。西日本を中心とした水害の悪影響はひとまず限定的で、取引時間中に1週間ぶりとなる2万2000円台をつけた。ただ、米中貿易摩擦拡大への懸念はくすぶっており、積極的な取引は限られた。

TOPIXは続伸。幅広い業種で買われ、繊維業、水産・農林業以外の30業種が値上がりした。陸運業は変わらず。上昇率上位には、その他金融業、医薬品、金属製品などがランクインした。東証1部の売買代金は2兆0415億円にとどまった。

米中の貿易戦争が実質的に「開戦」したものの、制裁合戦の第1弾はとりあえず織り込んだもよう。アク抜け感や底堅い米雇用統計が下支えとなり、6日の米株式市場では主要3指数がプラス圏を維持。半導体関連銘柄も堅調に推移した。

東京市場で、日経平均は前営業比50円高で寄り付いた後、後場、中国株の上昇を眺めながら一段高となった。一時上げ幅を300円超に拡大した後は大引けにかけて高値圏でもみあった。

イベント通過で底を打ったとみる向きは多くなく、「新規にロングポジションを構築しにいこうと考えている参加者はそれほどいない」(アイザワ証券の日本株ストラテジスト、清水三津雄氏)といい、引き続き米中貿易戦争の行方に関心が集まっている。

西日本豪雨については、製造業のサプライチェーンにどの程度の影響が出るか見極めが必要で、株価に十分に織り込まれてはいないもよう。市場からは「甚大な被害は足元の景気にはマイナスだが、補正予算の思惑もある」(国内投信)との声もあった。

個別銘柄では、新薬候補の開発状況に関する6日の発表が好感されているエーザイ<4523.T>が連日のストップ高となり、日経平均を1銘柄で約56円押し上げた。

このほか6日に日立製作所<6501.T>子会社と国内の原子力発電設備の解体作業で業務提携を発表したベステラ<1433.T>もストップ高。前営業日比23%超の上昇となり、東証1部で値上り率トップとなった。

一方、吉野家ホールディングス<9861.T>は6日に発表した3―5月期の連結業績が振るわなかったことが嫌気され大幅続落。鳥貴族<3193.T>も6日に今期連結業績予想を下方修正し、東証1部で値下がり率上位に名を連ねた。

東証1部の騰落数は、値上がり1649銘柄に対し、値下がりが390銘柄、変わらずが60銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22052.18 +264.04

寄り付き    21838.53

安値/高値   21825.76─22105.95

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1711.79 +20.25

寄り付き     1697.06

安値/高値    1695.88─1713.38

 

東証出来高(万株) 122088

東証売買代金(億円) 20415.90

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