グーグル「独自行動」で起きた広告業界の混乱 グーグルがプログラムへの参加を先送り

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広告ソフトウエア会社ソブリン・ホールディングスのウォルター・クナップ最高経営責任者(CEO)は「グーグルがいったん統一基準を採用すれば、状況は少し落ち着き始めるだろう」と語った。

フランスとドイツの当局は、ネット広告に関する情報利用同意問題について、まだ調査していないと話している。

この件に関する重要な問題には、グーグルの「ダブルクリック・ビッド・マネジャー(DBM)」と呼ばれるツールが関係している。大手広告主は、広告取次業者から広告枠を購入する際にDBMを活用している。

多数のウェブサイトはEUの利用者にポップアップ画面で、個人情報を広告取次業者とDBMに送ることを承諾するかどうか尋ねている。

厄介なのは、DBMが業界統一基準をまだ支持していないため、利用者が選択した結果を受け入れる仕組みになっていない点だ。

規則を遵守しているのか、していないのか

アップネクサスやルビコン・プロジェクト<RUBI.N>などの大手取次業者は、利用者が同意した場合のみDBMに広告枠を提示すると保証することで対処している。

それでもこの両社は、規則の順守を具体的にどのように確認しているかについて明らかにしなかった。

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