がんに効く「特効薬的サプリ」はあるのか? 「サプリメントの正体」の著者がやさしく解説①

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つまり、がんに対処する効果的なサプリメントとは、

●禁煙と、過度の飲酒をやめること

●食生活を改善すること

 〇加工食品を避け旬のフレッシュな食材を食べる

 〇炭水化物(特に糖分)の摂取を控える

 〇抗酸化栄養素の不足がないように心掛ける

●運動量を増やすこと(血行をよくし、体にきちんと酸素を行き渡らせる)

●生活上のストレスを減らすこと

●慢性の炎症を解消し、血糖値を正常値にすること

といった方策のことです。

サプリメントメーカーの中には、がんに対して有効なものとして、プロポリス、フコイダン、アガリクスなどの特殊なサプリメントを推奨する企業もある ようですが、私自身はそれらの有効性について、詳しくはありません。ドクターの中には、こうした素材を評価なさる方もおいでになりますので、ある程度の効果は期待できるのかもしれません。

こうした特殊なサプリメントは、くれぐれも怪しい業者から購入するのではなく、信頼できるドクターの指導に基づいて利用することをお勧めします。

田村 忠司 日本一サプリメントを真面目に考える男

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たむら ただし / Tamura Tadashi

日本一サプリメントを真面目に考える男。医療機関専門サプリメーカー、ヘルシーパス代表取締役社長。
1965年生まれ。富山県出身。1988年東京大学工学部産業機械工学科卒業。同年、株式会社リクルートに入社。10年間にわたり、通信事業を中心に経営戦略、新規事業立案、マーケティング戦略立案に従事。1998年「日本老化制御研究所」を擁する日研フード株式会社に入社。取締役経営企画室長、サプリメントの製造子会社の代表取締役社長として活動。2006年「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」という医師、薬剤師からの要請に応え、医療機関専用サプリメントの専門メーカー、株式会社ヘルシーパスを設立。栄養療法に取り組む医師・歯科医師へのサポート・情報提供のため、日本全国を飛び回り、楽しく仕事に取り組んでいる。著作に『サプリメントの正体』(東洋経済新報社)、『健康長寿の栄養学ハンドブック』(日本アンチエイジング歯科学会編:草隆社)、『自由診療・サプリメント導入実践マニュアル』(医業経営研鑽会編:日本法令)がある。
 

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