日経平均は反落、重要イベント控え警戒感も

来週はFOMCやECB理事会、米朝首脳会談も開催

 6月8日、東京株式市場で日経平均は、反落した。連日最高値を更新していた米ナスダック市場の下落や強含みの円相場が重しとなって朝方から売りが先行。写真は都内で2015年6月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、反落した。連日最高値を更新していた米ナスダック市場の下落や強含みの円相場が重しとなって朝方から売りが先行。米連邦公開市場委員会(FOMC)など来週に予定される複数の重要イベントを前に様子見ムードが広がったほか、週末要因も重なって上値は抑えられた。

朝方の売り先行後、日経平均6月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出を無難に通過すると、いったん買いが優勢となった。一時プラス圏に浮上する場面もあったが失速。大引けにかけては上値の重い展開となった。来週のFOMCや欧州中央銀行(ECB)理事会、米朝首脳会談など重要イベントへの警戒感も根強く「週末でもあり、いったん手仕舞う向きは多かった」(国内証券)という。

市場では、SQの翌週の相場が向こう1カ月の動きにつながる傾向があるとみられており「来週は複数の重要イベントが控えていることもあって、6月後半から7月にかけての流れを決めそうだ」(三木証券・投資情報部課長の北沢淳氏)との声が聞かれた。株式市場が推計する6月限SQは2万2825円20銭だった。

TOPIXは前日比0.42%安だった。東証1部の売買代金は2兆9207億円。セクター別ではパルプ・紙、海運、石油・石炭製品が安く、鉄鋼、証券などもさえない。一方、その他製品、陸運、サービスがしっかりだった。

個別銘柄では、シーイーシー<9692.T>がストップ高となった。2018年2─7月期の連結業績予想を上方修正したと7日に発表し、好感した買いが先行した。製造現場向けの稼動監視管理システムなどソフトウエアの販売好調などを踏まえ、中間期の営業利益見通しを従来の19億4000万円から23億5000万円(前期比43.1%増)に増額した。

一方、スバル興業<9632.T>が大幅に反落。2018年2─4月期の連結純利益が前年同期比10.0%減の8億9100万円だったと7日発表し、売りが優勢となった。道路関連事業では、建設技能者不足や受注競争が激化する中で、売上高は伸長したものの減益となった。

東証1部の騰落数は、値上がり822銘柄に対し、値下がりが1163銘柄、変わらずが100銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     22694.5-128.76

寄り付き   22799.38

安値/高値  22694.5─22879

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1781.44-7.57

寄り付き     1782.06

安値/高値    1781.44─1792.43

 

東証出来高(万株) 161057

東証売買代金(億円) 29207.68

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