YouTube幹部が明かす「YouTuberの成功条件」 成功の条件を箇条書きにして突きつめてみた

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・自分の得意な人気コンテンツを毎回入れること(得意のアニメを入れた回が人気なら、毎回アニメを随所に入れるべき)

・舞台裏を映すのではなく、ユーチューバー本人が画面に登場し続けること

・人の興味を惹くタイトルをつけること

・サムネイル(見出し画像)を工夫すること

さらに、アダンドは自分なりに研究を重ねる。当時YouTubeでは、人間関係や仕事関係について告白することが流行っていた。

秘密を聞いているような気がして好奇心を刺激される

アダンドは、自分が過去にディズニーワールドで働いていたことを思い出す。ディズニーブランドは誰からも好かれているし、そこで仕事をしていたと言えば、みんなが興味を持って見てくれるのではないか。ググッたところ、世界中のディズニー従業員はおよそ6万人。なので視聴回数6万人を目標に、徹夜でビデオを作成。朝の6時に『ディズニー従業員の告白』をアップロードした。

本書の著者であるロバート・キンセル氏 ©Barry J Holmes

その後、力尽きて寝てしまい、正午に起きたときには、視聴回数はなんと10万回に達していた。彼のツイッターには、乗っ取りに遭ったのではないか、と思うくらいツイートが殺到。「いったい、何が起こってるんだ」という状態だった。これはすなわち、以下のような理由からだ。

・何かをさらけ出すと、視聴者は誰かの大切な秘密を聞いているような気がして、好奇心を刺激される

晴れて人気ユーチューバーの仲間入りを果たしたアダンドは、さらに経験を積み、成功するための条件を積み上げてゆく。

・動画は長くても2分。見てくれている人の時間へのリスペクトを忘れずに

・最初の15秒で、何か面白いことを言ったり質問する(ネットでは、注意力が長く続かず、15秒で別の動画をクリックされてしまう。もし広告で最初の5秒を取られてしまう場合は、10秒で視聴者の心を掴まなくてはならない)

・見た人が、他の人にシェアして話したくなるような内容をアップする

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