「レトルトカレー」トップ200商品ランキング

ハウス「プロクオリティビーフカレー」が1位

調理が簡単なレトルトカレーの人気商品とは?(東洋経済オンライン編集部撮影)

カレーライスは日本の国民食といっていい。どんなスーパーマーケットにも必ずといっていいほどカレーのコーナーがあり、材料となるルーのほかお湯やレンジで温めて、ご飯にかけるだけで手軽に食べられるレトルトカレー(調理済みカレー)が並んでいる。テレビではカレーのCMが連日流れている。

カレールーでは「初公開!売れ筋『カレールー』トップ100商品」(2017年9月28日配信)で示したように「バーモントカレー」「ジャワカレー」「こくまろカレー」など、ハウス食品の圧倒的な強さが目立つ。一方で、レトルトカレーの売れ筋商品とはいったい何か。

筆者は5000万人規模の消費者購買情報を基にした全国標準データベース「True Data」を使って、主要な全国のスーパーマーケットのPOSデータを基に、レトルトカレーの売れ行き上位200商品を調べてみた。

100万人がスーパーマーケットに入店したとして、その100万人単位における売り上げや平均単価も調べ、ブランド・商品別にランキングにした。パックごとに個数には違いがあるため、金額をランキングのベースにした。

大塚食品や明治、日本ハムも上位に食い込む

1位は「プロクオリティビーフカレー 中辛 4袋 680g」、2位に「カリー屋カレー 中辛 200g」とハウス食品がワンツーフィニッシュ。プロクオリティビーフカレーは辛口が6位にも食い込むほどの人気商品だ。

一方、3位には「ボンカレーゴールド 中辛 180g」(大塚食品)、4位に「銀座カリー 中辛 180g」(明治)が食い込み、カレールーのようにハウス食品が上位独占という状態でもない。日本ハム(7位「レストラン仕様カレー 170g×4」)、ヱスビー食品(8位「カレー曜日 中辛 230g」)などのメーカーの姿も見られる。

ところで、スーパーマーケットがカレーを陳列するのは、たんなる人寄せの意味を超えている。インスタントカレーが売れれば、その他の食材も売れるからだ。カレーを買って、それだけで帰るとは思えない。野菜も買うし、そして、肉、もしかすると米も買うかもしれない。カレーはスーパーマーケットにとって、何度か美味しい商品といえる。

対して、レトルトカレー(調理済カレー)は、そのパッケージの制約から具材も大きくできず家族の夕飯向けとは考えられてこなかった。

しかし、いくつかの震災や災害、積雪などの際に、非常食として購入されるなど利便性は高い。また、個人的にはさっと短時間で済ませるためにレトルトカレーを買う場合があり、子供の頃に食べた記憶と比べると、味はよくなってきていると実感する。現在は単身世帯が多くなってきている。独身者が、一人のためにカレーを調理するのは難儀だ。高齢者単身世帯はそもそも少量で十分。今後もレトルトカレーの需要は底堅そうだ。

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