人望のない人はだいたい「世代の違い」を語る

自分の常識を押し付けると空気はよどむ

自分たちの世代の常識は他の世代の非常識かもしれません(写真:KY / PIXTA)
IT業界出身の人事コンサルタントである小笠原隆夫氏による連載「リーダーは空気をつくれ!」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

「世代の違い」を受け入れようとしたリーダーの工夫

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

リーダーの皆さんは、メンバーとの間に「世代の違い」を感じたことがありませんか? 「ない!」とはっきり言い切れる人は、たぶんほとんどいないでしょう。しかし、私が今まで見てきた“できるリーダー”たちは、この「世代の違い」を絶対に言い訳しません。それどころか、逆にこれを歓迎している様子さえあります。

最近では「多様性」が重視させるようになっていますが、多様な価値観を心から歓迎できないリーダーは成功しません。もしそれができないのであれば、自分自身の意識を変える取り組みが必要です。今回はそんな取り組みに役立つ事例を紹介します。

これは、とある40代のリーダーの話です。彼は自分が若い時、自分はインフォーマルの飲み会などで周囲とのコミュニケーションを深めてきたという自負があります。しかし、今の時代はそれを一律に求めることはできません。声をかけてもはっきり断るメンバーもおり、正直「なぜこうなのか」とイライラすることもありました。これは多くのリーダーは経験があることでしょう。

ほとんどの人はここであきらめてしまうところですが、このリーダーは少し違っていました。自分の価値観にこだわらず、それぞれのメンバーの気持ちに合わせようと、とにかくコミュニケーションのスタイルを増やそうとしたのです。飲み会ももちろんやりますが、決して参加を強制せず、やる時には必ず事前にスケジュールを組み、お店のタイプも偏らないように気を配りました。さらにランチタイムやコーヒータイム、会議室での雑談タイム、個別か集団かなど、メンバーの気質や性格に合わせて話し合う場のスタイルをいろいろ工夫しました。

この際にリーダーが意識したことが2つあります。1つは、これらの行事をあえて定例化しないことでした。よくあるのは定例の懇親会を月1回、定例のミーティングを毎○曜日など、日程や頻度を決めて行うことが多いと思いますが、定例化というのは言い換えるとマンネリ化のスタートです。不定期であればメンバーは新鮮な気持ちが保てますし、一方的な参加の義務づけが苦痛になることもありません。

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