女性向けスーツをパターンオーダーしてみた 「痩せて見せる」「貫禄を見せる」は可能か
3.世界でひとつだけのサイズ感。自分の体型に合わせてサイズを調整。
サイズ調整は、まず一番自分の体に合うサイズを5号~19号のなかから選びます。それをベースに、身幅±4cm、ジャケットの丈±3cm、スカートの丈±6cm、袖丈、パンツの丈は実寸。ウエストサイズ±4cm、パンツはヒップ周り±2cm、などの調整が可能。既製品ではどうしてもバランスがとりづらかった部分を自分の体型にフィットするように細かく調整できるのです!
仕上げはディテールのカスタマイズ
4.仕上げはディテールをオーダー。裏地、ボタン、パイピングなど。
仕上げは、これまた楽しいディテールのカスタマイズ。まず、裏地は、無地か柄か。華やかな色みを選ぶのもよし、リッチ感重視で選ぶもよし。柄の裏地は全13カラー、無地の裏地は全16カラーから選べます。アクセントになるパイピングは7種類から。ボタンは27種類から。そのほか、ジャケットにステッチ、胸ポケットなどのあるなし、総裏か背抜きかなども選べます。
「自分で色々選べたので、なんだかとても愛着が湧いてきました」と道下さん。
「サイズも細かく調整していただいたので、着心地が楽しみです」と吉田さん。
スーツが仕上がったのは、オーダーしてから3週間後。さっそく出来上がってきたオーダースーツに袖を通した、その感想は……。
まずは、IT勤務(管理職)吉田留津子さん。オーダーしたのは、ブラウンにブルーストライプが入った生地で、テーラードのジャケットとテーパードパンツです。
「とにかく着心地が良いです。いつも大きめのジャケットを選ぶ癖がついているため、上着がとても小さく見えましたが、袖を通すと袖どおりもスムーズに肩が軽くなったような気分でした。いつもは鎧のように感じるスーツが、肌の一部のように感じる経験は初めてで大変驚きました。男性が一度スーツを作ると癖になるという話を伺ったことがありますが、まさにそのとおりですね。我ながらなかなかこなれ感が良い感じ♪お気に入りのワードローブとなりそうです。ジャケットに合わせて、膝下丈のタイトスカートも作りたくなりました」
裏地はストライプにあわせたブルーに。袖を折り返せば、アクセントカラーに。