女性向けスーツをパターンオーダーしてみた 「痩せて見せる」「貫禄を見せる」は可能か
1.まずは、オーダーしたいスーツの型を決める。
「ジャケットの形は、どのようにされますか?」とスタッフの磯辺さん。スタンダードなテーラードからブレザータイプ、ノーカラーまで選べるジャケットは全9型。さらにスーツとして揃えるスカートは3型、パンツ3型、ワンピース3型。「たくさんあるので、迷いますね!」といいつつ、次々とサンプルを試着していく吉田さんと道下さん。最初の緊張モードは、一気に吹き飛んでしまったようです。
試着を繰り替えした末、吉田さんはシャープな印象のピークドラペルのテーラードジャケットとテーパードパンツ。「ジャケットはシャープに見える襟のテーラードにしました。パンツを合わせてかっこいい女性のイメージで」
道下さんは、女性らしさのあるノーカラージャケットとワンピースに決まりました。「いつも普通の形(テーラード)ばかりなので、一枚も持っていない形(ノーカラー)にしました。上品な女性らしさがあるので、1ヵ月後に控えた海外出張での会食で着られたらいいなと」
オーダーの醍醐味、生地選び
2.次は、スーツの生地を決める。
そして次は、スーツの印象を大きく左右する生地選び! やはり好みの生地を選べるということが、オーダーならではの醍醐味のひとつです。「生地のバリエーションがこんなにたくさんあるんですね。選ぶの楽しいです。スーツ選びでこんなにワクワクしたのは初めてかも」と吉田さん。「せっかくの機会だから、今までもっていないような生地を選んでみようかな」と道下さん。
選べる生地の種類は、無地からストライプ、チェックまでニューヨーカーのオリジナルからメンズと共通のイタリアメイドの生地まで、全19種類。サンプルをみながら、出来上がりをイメージしつつ選びます。店内に同じ生地で作っているジャケットがあれば、参考に見せてもらえるので、実際に体に当ててみながら印象を検証することもできました。
「いつもはグレーか黒が多い」という吉田さんは、今回はブラウンに薄いブルーのストライプ入りのニューヨーカーオリジナル生地をチョイス。「自分だけでは選べなかった色かもしれませんが、客観的な意見も伺えて試着するうちに、いいかもと思いました。自分にとっても新鮮な感じがします」
道下さんは、悩んだ結果、同じくブラウンの光沢のある無地の生地で。「ブラウンは持っていないですが、気に入りました。光沢感があって華やかな感じがするのがいいですね」