日経平均株価は5日も続伸、連日の高値更新 「上値余地はまだありそう」との強気の声も

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 1月5日、東京株式市場で日経平均株価は続伸した。前日の米国市場でダウ<.DJI>が初めて2万5000ドルの大台に乗せた流れを引き継ぎ、日経平均はバブル崩壊後の戻り高値を連日で更新して始まり、午後は200円を超す上昇となった。写真は都内で4日撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は続伸した。前日の米国市場でダウ<.DJI>が初めて2万5000ドルの大台に乗せた流れを引き継ぎ、日経平均はバブル崩壊後の戻り高値を連日で更新して始まり、午後は200円を超す上昇となった。

前場は、前日大幅高の反動もあって高値圏で利益確定売り圧力が強く、正午にかけて次第に伸び悩んだ。ただ、午後には短期筋によるややまとまった先物買いを契機に一段高となった。市場では、急ピッチな上昇を踏まえて短期的な調整への警戒感がくすぶるものの、相場の先高感は根強く「好調な世界経済やそれを踏まえた国内企業の業績拡大期待を背景に、上値余地はまだありそうだ」(SBI証券の投資調査部長、鈴木英之氏)との声が出ていた。

TOPIXは前営業日比0.89%高となり、昨年来高値を更新。東証1部の売買代金は3兆0140億円だった。セクター別では鉄鋼、非鉄金属、証券、海運などのセクターが高かった。足元の良好な米中経済指標を背景に世界景気拡大を期待する買いが入ったようだ。半面、石油・石炭製品、鉱業、小売業などはさえなかった。

個別銘柄では、ソニー<6758.T>が売買高を伴って上値を試し、ファナック<6954.T>も一段高となった。防衛関連銘柄とされる豊和工業<6203.T>や石川製作所<6208.T>が下落率上位となり、北朝鮮リスクへの警戒感の後退を映していた。一方、12月の売上高の伸びが11月に比べて鈍化した高島屋<8233.T>やJ.フロント リテイリング<3086.T>など百貨店株がさえなかった。松屋<8237.T>は下落率上位となった。

東証1部の騰落数は、値上がり1302銘柄に対し、値下がりが655銘柄、変わらずが106銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     23714.53 +208.20

寄り付き   23643.00

安値/高値  23520.52─23730.47

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1880.34+16.52

寄り付き     1873.82

安値/高値    1869.78─1880.34

 

東証出来高(万株) 168144

東証売買代金(億円) 30140.82

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