蓮舫氏が立憲民主入り?あまりに厚顔無恥だ

民進党崩落の責任者にはやるべきことがある

「このままどこに歩んでいくのかが正直見えない状態だ。近く枝野代表に会って、立憲民主党はどういう政党なのかのお話を直接伺おうと思った」(蓮舫氏)

この後、記者から「立憲民主党に入るということか」と問いかけられたが、蓮舫氏は明確に答えなかった。あえて答えなかったことには、意味が込められている。「離党」の話がひとり歩きするのは当然だ。

「どこに歩んでいくのかが見えない」と吐露する蓮舫氏の言い分は、もっともだ。確かに、先行きが見えない状態である。しかしなぜ民進党が分裂しなければならなかったのか。その原因はどこにあったのかを考えるべきではないだろうか。

中間報告と同時に提出された「検討のためのスケルトン」によると、党改革本部は第48回衆院選での敗因を「希望の党に全面合流という戦略の甘さ」に求め、判断を間違った原因として「支持率低迷で都議選が迫る中、離党者が相次いだこと」「多岐にわたる党勢の低迷要因」の2つを挙げている。

民進党の低迷は2016年7月に顕著になった

しかし民進党の低迷は、都議選に始まったことではない。具体的にいえば、2016年7月の都知事選で鳥越俊太郎氏を候補にし、同年9月の代表選で蓮舫氏を選んだことから顕著になったのではないか。「政策は3日あればできる」などという認識の甘さが出た出馬会見の様子を述べるまでもなく、鳥越氏が知事として不適格なのは明らかだった。週刊誌が報じて支持率急落の原因になった女性問題も、事前に党本部が把握していたという。

蓮舫氏にしても代表になった後、二重国籍疑惑に真摯に答えようという姿勢を見せず、「私は日本人」を貫こうとした。現行の国籍法によれば、二重国籍は罰則がないが違法であることは間違いない。我々が知りたかったのは、「日本人であること」ではなく「日本以外の国籍を持っていないこと」であり、参議院議員が法を侵していないかどうかだった。

そしてようやく蓮舫氏が戸籍を開示した時、それまでの自分の政治家としての解怠を棚に上げ、「こういう差別的なことがこれから起こらないように」と差別問題に転嫁しようとした。こうした責任転嫁のような言動を多くの国民が納得すると思ったのだろうか。

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