話がヘタな人に教えたい「たった2つ」の原則 組み立て方を間違えると相手に伝わらない
こんな感じになります。たくさんのことを紹介したい時に、ホールパート法で話を分割してみると、わかりやすくなります。
2つの法則を、ビジネスで上手に取り入れるには
では、この2つの法則を、ビジネスに沿った内容を取り入れて説明していきます。
私がパソコンメーカーで働いていた時、あまり専門用語が詳しくないお客さまに商品説明をする際、苦労した事を例に出してみました。
販売員があるパソコンの機能や利点をお客さまに説明する場面ですが、何も工夫をしないと、このように、言葉を伝えるだけになってしまいます。
「このパソコンは、CPUがcore i7といって処理が早く、メモリも12GBあり、申し分がありません。HDDも1TBありますので、何でも保存できます。ワード、エクセル、パワーポイントソフトや年賀状ソフトがついており、便利です。保証やサポートも通常1年ですが、3年もあるので安心ですよ」
正直、このような説明では、何を言っているか分からない人が多いのではないでしょうか。
これを、「PREP法」と「ホールパート法」を組み合わせて、分かりやすく文章の組み立てをしてみます。対象は、幼稚園から小学校低学年のいる家族に向けての会話です。
まず、ホールパート法で全体像を示します。その後、パートごとに、PREP法の「理由」と「具体例」を付け加えます。
1つ目のオススメしたい点は、性能が高いことです。
・理由と具体例
性能が高いというのは、広い机で作業したり、モノを入れる箱が大きいというようなイメージです。性能が低いと、使用していくうちに、お子さんの運動会を撮影した動画の処理などに時間がかかるようになり、パソコン自体の動きが遅くなるなど、使い勝手に影響が出てきます。加えて、保存できる写真や動画の数にも限界が出てきます。
・結論
2つ目のオススメしたい点は、ソフトが充実していることです。
・理由と具体例
ワープロソフトのワード、表計算ソフトのエクセルだけではなく、プレゼン用ソフトであるパワーポイントも最初から搭載されています。最近は、自宅で簡単な講座やセミナーを開いたりする方もいますので、パワーポイントがあった方が役に立つかもしれません。この3つのソフトがあれば、自宅で仕事をすることもできますしね。
・結論
3つ目のオススメしたい点は、困ったときにサポートしてくれる期間が長いことです。
・理由と具体例
パソコンは家電の中でも壊れやすいものなので、万が一故障したときに、通常は1年ですが、3年まで無料修理が保証されます。何か分からないことがあった場合、気軽にサポートセンターに問い合わせすることもできますので、安心して使えます。
こんな感じに組み立て直すことで、相手に伝わりやすい内容となるのです。
バラバラになっている内容を、PREP法やホールパート法でまとめることで、とても分かりやすく伝えることができます。ぜひ、試してみて下さい。
アルファポリスビジネスの関連記事
意外とできてない!聴き上手な営業マンが実践する5つのスキル
知らないと恥をかく、営業マンはこうやって話題を仕入れている!
どうする?上司の言うことを聞かないが、成績は優秀な部下への対応
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら