テレ朝も活用、最強クラウド「アマゾン」 W杯番組連動企画も奏功、深夜でも連打3億回超

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宝の山を活かす

もう1つの成功例が、9月1日に放送された「よゐこの無人島0円生活」での番組連動企画。「とったどー!よゐこの無人島0円ゲーム」。テレビ画面に映る魚をスマホで撮影すると、幻の食材がゲットできる仕組み。ダウンロード作業が不要なアプリとしたために、参加者数も28万人に膨らんだ。番組チェックイン数は160万回を超え、視聴率も15%台と好評だった。

松下氏は「テレビの視聴情報は宝の山」と語る。ただ、いつ、どの番組を見たかは、セカンドスクリーンで取得するしかない。そのために仕掛けた企画だったが、結果は上々だったようだ。

クラウド業界では、アマゾンのAWSの独走を、セールスフォース、グーグル、マイクロソフトなどが追う展開になっている。が、今回のイベントにはそのライバルの一つである日本マイクロソフトの担当者も登壇し、AWS上で動くプラットフォームソフト「シェアポイント」を紹介した。マイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」の最大のライバルであるのがAWS。そのAWS上でもマイクロソフトがシェアポイントを動かすという判断をしたことは、それだけアマゾンの勢いを象徴しているのかもしれない。

山内 哲夫 東洋経済 記者

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やまうち てつお / Tetsuo Yamauchi

SI、クラウドサービスなどの業界を担当。

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