名古屋「迷駅」が生んだ?4分だけのバス路線 鉄道2路線が通る「ささしまライブ」へ直行
ささしまライブ24では、グローバルゲート開業後最初の週末となる10月7・8日を「まちびらき」と位置づけて、大々的なイベントが行われた(ささしまライブまちびらき GLOBAL DAYS 2017)。両日とも好天に恵まれ、大勢の人でにぎわったが、その2日目となる8日の昼頃から夕刻までの、同地への交通機関の様子を実際に見てみた。
あおなみ線は4両編成の通勤形電車が15分おきに走っている。ささしまライブ駅には電車が着くたびに下車する人がおり、名古屋方面ホームに乗車待ちの列もできるが、収容力の大きな電車だけに、ラッシュ時のような混みかたにはならないようだ。
駅は高架上にあるが、1 階分下がったところにある歩行者デッキがそのままグローバルゲートに直結していて、さらに奥の愛知大学まで続いている。歩いていくと、グローバルゲートとその先にある商業施設「マーケットスクエアささしま」が、ささしまライブ24のにぎわいの中心だということがわかる。その両施設を隔てる道路にささしまウェルカムバスの停留所がある。
鉄道はそれほど混んでいない
近鉄の米野駅は、ささしまライブ駅の北にある線路群を越える長さ156mの「ささしま米野歩道橋」を渡り、地上に降りてすぐの場所にある。米野―近鉄名古屋間は1.1kmの距離で、
あおなみ線がそれほど混んでおらず、近鉄の駅でもささしまライブ24を訪れる人の姿をあまり見掛けないとなると、ささしまウェルカムバスの利用者が多いことが予想される。クルマ社会の名古屋だけに車での来訪者も多く、大規模な駐車場はあるものの、商業施設の規模や行き交う人の数からしてとても間に合いそうにないからだ。
ところが、バスは立ち客が出ることもあるものの、座席に余裕があるときもあった。土休日は12分ごと、平日日中は10分ごとの発車で、8日は「まちびらき」だけにさすがに増発されていた。しかし、つねに増発されているわけではなく、往復ともに満員というわけでもなさそうだ。バスの収容人員は電車に比べるとはるかに少ない。
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