――北朝鮮のリスクも高まっています。
北朝鮮問題について、スケジュールを見ると、8月25日は「先軍節」という金正日が党よりも軍を優先する改革を行なった記念日だ。昨年は、8月24日にSLBM(潜水艦発弾道ミサイル)を発射している。9月9日は建国記念日で、昨年はミサイル3発と5回目の核実験を行っている。
このように、平時でも軍事的挑発行為をしてきたが、今年は8月からアメリカとの関係が緊迫していることも踏まえると、何もやらないで終わるということはあり得ないだろう。CNNがSLBMの発射準備を報じているので、今週末くらいに動きがあるのではないか。
内政が逼迫すると外政に目を向ける。アメリカの場合、戦争すると支持率が上がる傾向がある。J.H.Wブッシュ(パパ・ブッシュ)が湾岸戦争を起こしてフセインを駆逐したときには、歴代大統領過去最高の89%の支持率を獲得した。何一つうまくいっていないトランプ大統領からすれば、先制攻撃という誘惑にかられる可能性はある。皆、まさかそんなことはしないだろうと思う一方で、過去の歴史を見ると、そういうことは起きてきたし、大義名分もあるので、市場は警戒している。
この記事は有料会員限定です
残り 2561文字
