月収23万円の33歳女性が勝ち取った理想人生 高収入でなくても「幸せ」を手に入れる方法
読者の皆さんは「たまたまだろっ」「そんなうまくいくはずがない」と思われるかもしれません。Y子さんには普通の人よりも投資の才能があるかもしれませんし、株の上昇時期ともピタリと重なり、相場に恵まれていたかもしれません。
ここで、成功の秘訣として指摘しておきたいのは、Y子さんの投資姿勢です。投資に回す金額に上限を設け、通常の貯金には絶対に手をつけなかったことです。投資はいつも利益ばかりが出るわけではなく、損失も出ますが、損をしたら取り返すために他のおカネに手をつけたい誘惑にかられるものです。Y子さんはそうした誘惑を断ち切るために、あらかじめ自ら約束事を決めていたというわけです。
なりたい自分になるための「投資」が、今できるか
Y子さんの場合、「実家暮らしの女性に負けたくない!」という気持ちがきっかけでおカネを貯め始めたわけですが、実は「増やしたい!」というモチベーションは、ほかにもありました。
Y子さんは、無類の韓国好きで、将来は韓国で暮らしたいという夢がありました。ですから、投資で儲けると、格安チケットを購入して足しげく韓国に通い、地元の人脈をつくっていったそうです。
そして、コツコツとNHKの語学講座で韓国語を勉強。日常会話には不自由しないレベルにまで到達したそうですが、かかった費用といえば、毎月のテキスト代の数百円です。
貯金もある程度でき、語学もできるようになったところで、韓国に就職活動をしにいったそうですが、そこで、見事に旅行会社の通訳ガイドの仕事に就くことができました。Y子さんは社交的な性格で面倒見もよいので、通訳ガイドの仕事はまさに天職。そして、韓国人のすてきな旦那様までみつかるといううれしい「おまけ」がついてきました。
Y子さんを見ていて思うのは、理想の自分になるためには、「収入が多いか少ないか」というよりも、手元にあるおカネを「いかに使うか」が大事だということです。
Y子さんの場合には、なりたい自分が明確にあり、なりたい自分になるために、どのようなおカネの使い方をしたらよいのかが明確だったことが大きいのです。
最後にまとめると、おカネの使い方には、「投資」「消費」「浪費」があり、豊かな人生を送るには「投資」にあたるおカネの使い方をたくさんすることが大切です。Y子さんは、まさに「投資」となるおカネの使い方をして、幸せをつかんだ好例といえるでしょう。
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