中国の70都市新築住宅価格、前年比+11.3%

北京も2016年10月以降で初めて上昇に転じる

 4月18日、中国国家統計局が発表したデータに基づくロイターの推計によると、3月の中国主要70都市の新築住宅価格は平均で前月比0.6%上昇した。写真は昨年7月北京で撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter)

[北京 18日 ロイター] - 中国国家統計局が発表したデータに基づくロイターの推計によると、3月の中国主要70都市の新築住宅価格は平均で前月比0.6%上昇した。2月の0.3%から伸びが加速した。統計局によれば、前年同月比では11.3%の上昇となり、伸び率は2月の11.8%を下回った。

3月の中古住宅価格は前月比0.8%上昇した。2月は0.4%上昇だった。

都市別で見ると、北京の新築住宅価格は前月比で、2016年10月以降で初めて上昇に転じた。前年同月比では19%の上昇となった。

ただ3月の北京の1日当たり新築住宅取引量は減少した。

深センと上海は前年比でそれぞれ9.1%、16.8%上昇したが、規制強化を背景に前月比ではマイナスだった。

中小都市の新築住宅価格は前月から伸び率が加速した。

エコノミストは、規制が一段と強化される可能性はあるものの、1級都市の価格上昇と販売はピークを迎えたようだとし、今後の抑制策はより的を絞った内容となるとの見方を示した。

コメルツ銀行(シンガポール)の新興国市場担当シニアエコノミスト、周浩氏は「1級都市で販売が大幅に減少したことから、規制強化の対象は中小都市にシフトするだろう」と述べた。

当局の抑制策や価格低下の兆しにもかかわらず、投資家は主要都市の住宅市場について引き続き楽観的な見方を示している。

不動産投資家のXu Zhenghua氏は先週開催された見本市でロイターに対し、「北京の住宅は一段と値上がりするとみている」と述べ、「来年(抑制策が撤廃され)価格は2倍となる可能性がある」と語った。

またアナリストや投資家は、代替投資先の不足が中国不動産市場への投資意欲を押し上げていると指摘した。

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