日経平均は続伸、円高一服で押し目買い 「オバマケア代替法案」可決への期待も高まる

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 3月24日、東京株式市場で日経平均は、続伸となった。為替が1ドル110円台後半まで円高に振れたことで、朝方は主力輸出株に売りが先行した。写真は都内で為替ボードと眺める男性。昨年11月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、続伸となった。為替が1ドル110円台後半まで円高に振れたことで、朝方は主力輸出株に売りが先行した。だがドル安・円高が一服すると押し目買いが広がり、一時200円を超す上昇となった。指数はやや戻り売りに押されながらも高値圏で推移し、しっかりとした値動きとなった。

TOPIXも続伸。東証33業種中、石油・石炭、海運、鉱業を除く30業種が上昇。パルプ・紙、電気・ガス、銀行が上昇率上位となった。

米で医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の採決が24日に延期されたにも関わらず株価は売り一巡後、終日堅調だった。「トランプ大統領側が譲歩する形になるのかはわからないが、1日延期されて(法案が)通るのではという期待が高まった」(証券ジャパン調査情報部長の大谷正之氏)との声が聞かれた。

個別銘柄では東芝<6502.T>が続伸。旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメント(シンガポール)が、東芝の発行済み株式を8.14%保有していることが判明し、材料視された。エフィッシモが23日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになった。

経営陣による自社買収(MBO)が一部で報道されたTASAKI<7968.T>は、真偽確認のため売買停止となる前に約12%急騰した。

半面、郵船ロジスティクス<9370.T>が続落。23日に東京、名古屋、大阪、函館の各税関から監督処分を受けたと発表した。4月6日から6月15日までの71日間にわたり、国内9カ所の通関業務を全て停止するとしており、嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり1559銘柄に対し、値下がりが351銘柄、変わらずが100銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     19262.53 +177.22

寄り付き   19066.35

安値/高値  19060.64─19296.05

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1543.92+13.51

寄り付き     1530.05

安値/高値    1529.57─1547.95

 

東証出来高(万株) 182174

東証売買代金(億円) 21455.59

 

 

(辻茉莉花)

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