レゴランド「子供料金5300円」は妥当なのか 名古屋人の心を捉えるためのカギとは?

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エントランス。話すロボットがお出迎え(筆者撮影)

「金城ふ頭駅」に到着後、ブリッジを渡って徒歩5分ほど。途中、商業施設として整備中の「メイカーズピア」を通り、エントランスに着く。快晴の空にレゴのロゴは爽やかに映える。その下でディズニー映画「ウォーリー」風のロボットが何やら話し掛けているようだったが、ゲートの先が気になるので足早に通り抜けた。

敷地は目の前にそびえる高さ約60メートルのカラフルな塔「オブザベーション・タワー」を目印に、360度ぐるりと広がる。このタワーはオブザベ―ション(観察)という名前のとおりの展望塔。ガラス張りの丸いゴンドラに乗るとゆっくり回転しながら上昇し、パーク内外を一望できる。

日本中の建物をレゴブロックで再現

エントランスと反対側に広がるのが、このテーマパークを象徴する「ミニランド」だ。さまざまな名所や建造物をレゴブロックで再現するミニチュアの街。レゴランドとして世界7カ国で8カ所目となる「ジャパン」では、日本中の建物など500施設が、約1050万個のレゴブロックで延べ50万時間かけてつくられたという。

【3月18日14時48分追記】初出時に「50時間」とありましたが「50万時間」の誤りでした。訂正してお詫びいたします。

日本中の建物がレゴで表現されているミニランド。大人も見飽きない(筆者撮影)

最も高い約9メートルの東京スカイツリーをはじめ東京タワー、東京都庁、大阪の梅田スカイビル…。札幌や神戸は主要な街並みがそのままイメージできる。そして特に力が入れられているのが名古屋の街。名古屋城や名古屋市役所、丸いプラネタリウムの市科学館や「ひねり」をきかせた名古屋駅前のビルなどがかなりの精度で再現されている。名古屋港の施設や船もそっくりそのままだから、背景に見える本物のブリッジなどと重ねて見ると、なかなか不思議な気分になる。

モノづくり圏を意識して自動車工場もレゴで。内部のラインが動く(筆者撮影)

モノづくりエリアを意識した自動車工場は、内部の生産ラインが動いているなど細部も凝りまくりだ。これは大人も見飽きることがないだろう。

一方、その周りに点在するアトラクションはどうか。

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