3月ダイヤ改正「あの」名物列車は生き残るか

変わった経路の列車や長距離普通の行方は

3月のダイヤ改正で時刻表上では再び日本最長距離普通列車となる、根室本線の滝川発釧路行き普通列車(写真:CRENTEAR / PIXTA)

2月20日月曜日、JR時刻表とJTB時刻表の3月号が発売された。いわゆる「ダイヤ改正号」と呼ばれるもので、3月4日に行われるJRグループのダイヤ改正後の時刻が掲載されている。

ダイヤ改正後の新幹線や特急列車の時刻は、1月に発売された2月号の時刻表に掲載されていたため、ほとんどの利用者にとって「真新しい情報」はない。さらに、今年のダイヤ改正はここ数年のように北海道新幹線や北陸新幹線の開業、夜行列車の廃止といった大きなトピックもなく、鉄道ファンが見ても「おおっ!」となることは少ない。なので、今回のダイヤ改正号は、鉄道ファンの間でも大きな話題となることはないだろう。

あの列車は改正を生き残ったか?

だが、ヒマな時には時刻表を開いて、長距離を走る普通列車をリストアップして、長い順にランキングをつけてみたり、変な区間を走る列車を見つけてニヤニヤしたり……そんな、時刻表好きの中でもとりわけ嗜好性がおかしい筆者にとっては、普通列車の時刻が明らかになるダイヤ改正号の時刻表は、どんなに地味と言われるようなダイヤ改正でも、楽しくて仕方のないものだ。

そこで今回は、ダイヤ改正号の時刻表と、ダイヤ改正前の時刻表を比較し、「変わったルートを通るあの列車は生き残ったのか?」「新しい長距離鈍行列車は誕生したのか?」などといったことを紹介していきたい。

内容としては、プロ野球ファンが居酒屋の席で「ヤクルトスワローズのこれまでの助っ人外国人選手について語ろう」というときにパリデス(1992年のみ在籍)の話で大いに盛り上がる、というようなマニアックなものだ。そのつもりで読んでいただけたら幸いである。

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