JR東日本が「フィギュア」に乗り出したワケ

ご当地ガチャが新たな「駅のおみやげ」に

JR東日本エリアの主要駅で販売されている「ラッキードロップ」のフィギュア(撮影:尾形文繁)

旅行や出張、帰省時の定番のお土産といえば、食べてしまえばあとに残らない箱菓子だろう。箱菓子ではないにしても、各地の名産品などグルメ系が主流。なかなか形に残るタイプのお土産を買って帰る機会はない。

そんな定番に頼りがちなお土産の世界に新しい風を吹き込んでいるのが、JR東日本エリアの主要駅に置かれたカプセルトイ、その名も「ラッキードロップ」である。

名物やグルメがカプセルの中に

ガチャの機械に400円を入れてハンドルを回す。すると、その地域の名物やおなじみの風景、グルメなどを切り取ったフィギュアの入ったカプセルトイが飛び出してくる。

実際にどのようなフィギュアがあるのか。上信越では松本城、草津温泉の湯もみ、戦国BASARAの真田幸村がラインナップされている。千葉県では駅員の制服に身を包んだふなっしー、ストラップになった落花生、幕張メッセがある。東海道線の駅に置かれた機械では、箱根が舞台のエヴァンゲリオンや定番駅弁の崎陽軒のシウマイ、川崎の工場群をラインナップ。もちろんJRらしく、200系新幹線、成田エクスプレス、スーパービュー踊り子などの鉄道車両ももれなく押さえている。

このラッキードロップを手掛けているのはフィギュア製作のリーディングカンパニーとして知られる海洋堂。鉄道車両であれば車両だけでなく走行シーンそのものを切り取ったり、地元の人もニヤッとしてしまうニッチな名物を取り上げたり、とさまざまな工夫が仕込まれているのが特徴だ。

次ページ「思い出のシーンを切り取ったお土産を」
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