米ダウ最高値更新、金融株上昇が強い動き

年末に向けあわてて買いに走る市場参加者も

 12月5日、米国株式市場は上昇し、ダウ工業株30種が過去最高値を更新して引けた。米経済の強さを示す指標の発表や金融株の上昇が追い風になった。NY証取で撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場は上昇し、ダウ工業株30種が過去最高値を更新して引けた。米経済の強さを示す指標の発表や金融株の上昇が追い風になった。

アラン・B・ランス・アンド・アソシエーツのアラン・ランス社長は、大統領選前まで米国株に弱気もしくは慎重だった多くの市場参加者が年末に向けてあわてて買いに動いていると指摘。イタリアのレンツィ首相が辞意を表明したにもかかわらず欧州株が崩れなかったことも、米国の投資家を勇気づけたとの見方を示した。

米供給管理協会(ISM)が5日発表した11月の非製造業総合指数は1年ぶりの高水準となった。これを受け、米連邦準備理事会(FRB)が来週利上げするとの観測がさらに強まり、金融株<.SPSY>が1.2%高とS&Pの主要セクターで最も大きく上がった。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は、今回の利上げは主に金融株に好影響を与えるという点で株式市場ではプラス材料と受け止められていると説明した。

ゴールドマン・サックス<GS.N>は2.3%高。HSBCが投資判断を開始して「買い」としたことが影響した。シアトルに生鮮品を扱う実店舗を開設したと明らかにしたアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は2.6%上がった。

医療保険のエトナ<AET.N>とヒューマナ<HUM.N>はそれぞれ3%と2.2%下落。司法省がエトナのヒューマナ買収は反トラスト法(独占禁止法)違反と申し立てた訴訟の審理が始まった。

米取引所の合計出来高は約71億株で、過去20営業日平均の79億株を下回った。騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が2.59対1、ナスダックが3.14対1で、いずれも上げが優勢だった。

人気記事
トピックボードAD
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
  • 激震!トヨタ×ソフトバンク
  • ソロモンの指輪〜「本能と進化」から考える〜
  • 卒業 さや姉の克己心
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
携帯料金は4割下がる?<br>「高い」の根拠を徹底検証

菅官房長官の「4割下げられる」発言の数値的根拠は正当か? やり玉に挙がるキャリア3社の携帯通信料金の解明に担当記者が挑む。結論は「高いとはいえないが、キャリアは儲けすぎ」。取られすぎと感じる人必読の渾身リポート。