これに対して、移動昇降式は、まず建物に沿ってマストと呼ばれる柱を立てる。そこにプラットフォームという作業スペースを設置。プラットフォームが柱に沿って上下に移動するしくみだ。工事中以外の階は、眺望も採光も遮られずストレスがないうえ、足場を伝って侵入者が入るおそれもないので防犯上も安心だ。
「リフトクライマー」の名称で移動昇降式足場を展開するエスアールジータカミヤでは、通常の足場が組めない高層マンションを当初念頭に置いていたが、「『工事中の閉塞感から開放される』と、意外にも中層階マンションから引き合いが多い」(エスアールジータカミヤ)。モーターを使っているので、プラットフォームが昇降する際も「ハイブリッド自動車並みの静かさ」(同)だとか。マストは地上210㍍の高さまで設置でき、国内に現存するあらゆるタワーマンションに対応可能だ。
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