サラリーマン大家、「空前ブーム」の夢と現実

冷遇をバネに年1400万円を稼ぐ会社員も

不動産投資に目覚めたきっかけは上司からの冷遇

中小電機メーカーに勤務する39歳の谷口栄介さん(仮名、以下同じ)。彼が不動産投資に目覚めたきっかけは、新上司からの突然の冷遇だった。

32歳の若さでマネジャー級のポストに抜擢された。営業職で辣腕を発揮していた谷口さんの会社人生は、その1年後に経営者が交代して暗転する。「私は違うと思ったらハッキリ言う性格。どこかで後任社長のしゃくに障ることを言ってしまったようだ」

突然、まったく経験のない購買・調達部門へ異動になった。マネジャー級の役職からヒラ社員へと異例の2段階降格となり、年収は600万円台から400万円台に激減。最初は実力で見返すべく慣れない購買の仕事を必死で勉強した。その結果、職場からは評価されるようになったが、トップの評価は覆りそうもなかった。

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谷口さんも疲弊していき、会社人生に希望を見いだせなくなる。転職するには年齢的にいっている。しかし会社依存からは脱却したい。たどり着いたのが不動産投資だった。

現在までに、神奈川県内のアパートを中心に10棟を購入。現在の不動産投資の儲け(借入金を引いた手残り収益)は毎年1400万円と会社の給料より高い。「一度始めると快感になる」と谷口さんは言う。「自分が意思決定権者だから、私の電話で次から次へと話が進む。会社でやるような、トップの部下の中間管理職の人を説得するためのパワポ作りなんて、まどろっこしくてやっていられなくなりますよ」。

「サラリーマン大家」に空前のブームが来ている。週刊東洋経済は10月22日号(17日発売)で『不動産投資 勝つ人 負ける人』を特集。注目を集める不動産投資の最新事情と、これから投資をする人のための実践的知識を網羅した。

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どん底の2000年代を経て鮮やかなV字回復を果たしたプロレス界の雄。キャラクターの異なるスター選手を複数抱え、観客の4割は女性だ。外国人経営者の下、動画配信や海外興行など攻めの姿勢を見せる。株式上場も視野に入ってきた。