米ツイッター、身売り交渉で今月中合意目標 早期決着で株主や社員の懸念を和らげる意向
[5日 ロイター] - 関係筋によると、短文投稿サイトの米ツイッターは、第3・四半期決算を発表する10月27日までに身売り交渉をまとめたいとの意向を、同社買収を検討している数社に伝えた。
ツイッターは先月身売りを検討し始めたばかりで、この期限までに合意に達するのは難しいとみられるが、ジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)は、できるだけ早期に身売り先を決めることで株主や社員の懸念を和らげたい意向のようだ。
関係筋によると、米グーグルの持ち株会社アルファベット<GOOGL.O>や米顧客管理ソフトのセールスフォース・ドット・コム<CRM.N>、米娯楽大手ウォルト・ディズニー<DIS.N>が買収に関心を示している。
ツイッターとセールスフォースはコメントを拒否している。ディズニーとグーグルからもコメントを得られていない。
セールスフォースが買収した場合、ツイッターはカスタマー・サービス・コミュニケーションに焦点を当て、ツイートのデータベースをビジネス・インテリジェンス(企業内の膨大なデータを蓄積・分析・加工して企業の意思決定に活用する技術)に利用すると予想されている。グーグルは、ソーシャルメディアとしてのツイッターに関心があるとみられる。対照的にディズニーは、ツイッター買収をスポーツ・娯楽プログラムの拡充機会ととらえているかもしれない。
ハイテク関連ニュースサイト、レコードが関係筋の話として5日伝えたところによると、グーグルは現時点ではツイッター買収を計画していない。また、関係筋がロイターに明らかにしたところによると、身売り交渉がまとまるかどうかは不明。
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