キャバクラ代の領収書でも節税できる!? すきま時間に読む、サラリーマン節税の話

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この制度のことを「特定支出控除」といいます。
実は特定支出控除という制度自体は、昔から存在していました。ただ、使い勝手が悪く、年間の利用者が全国でわずか数人という有名無実の代物だったのです。

ところが2013年から、金額のハードルが下がり、認められる経費の範囲も広くなるなど、一気に使いやすくリニューアルされました。

それでは、新しい特定支出控除で認められる経費にはどのようなものがあるのでしょうか?

まず、多くの方に関係があるのが、「衣服費」です。

スーツだけでなく、ネクタイ、ワイシャツなど職場で身につける衣服なら、特定支出控除の対象になります。クールビズ用の服も基本的に対象ですが、ポロシャツ、チノパンなど私服として着回せるものは対象外です。

さらに書籍・新聞・雑誌等も、自分の職務に直接必要なものであれば、「図書費」として対象になります。

会社の経費で落とせないキャバクラ代もOK!

次に「交際費」も対象です。

二次会でお客さんと行ったキャバクラ代を自腹で払った、取引先と一緒にゴルフをした、お通夜に参列し香典を支払った、個人的にお中元・お歳暮を贈ったなど、これらはすべて交際費に含まれます。

ただし、相手先は得意先・仕入先など職務上関係のある人に限られます。社内の人間だけの飲み会や、同僚への慶弔のための支出は対象になりません。

次ページ衣服・図書・交際費。では上限は?
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