森精機、“マザーマシン"世界一への布石 欧州最大手の独ギルデ社と商号統一へ

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将来の統合や合併、ありえなくない

また今年中には森精機側も、主力拠点である伊賀工場や昨年稼働した北米工場でギルデ製機械の生産を始める方針。日本や米州に強い森精機、欧州に強いギルデが相互に補完しあい、工場稼働率も安定させる狙いだ。

森精機とギルデの売上高を合算すると、約4000億円。工作機械メーカーとしては世界最大規模となる。両社が同じ看板を名乗る今回の商号変更は、森精機とギルデが企業連合として、一緒に「世界一」を目指す決意を表したとも取れる。将来の経営統合や合併はありえない話でもない。

(撮影:梅谷 秀司)

中川 雅博 東洋経済 記者

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なかがわ まさひろ / Masahiro Nakagawa

神奈川県生まれ。東京外国語大学外国語学部英語専攻卒。在学中にアメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学。2012年、東洋経済新報社入社。担当領域はIT・ネット、広告、スタートアップ。グーグルやアマゾン、マイクロソフトなど海外企業も取材。これまでの担当業界は航空、自動車、ロボット、工作機械など。長めの休暇が取れるたびに、友人が住む海外の国を旅するのが趣味。宇多田ヒカルの音楽をこよなく愛する。

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