「パズドラ」、大規模障害の波紋 大人気スマホゲームに露呈したリスク

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こうしたゲームとしての作り込みがユーザーに受け、13年1月10日には1年足らずで600万ダウンロードを達成した。ソーシャルゲーム業界では「グリー、モバゲーの次の波」と目される、まさに台風の目のゲームタイトルである。

そのパズドラで起きた大規模障害とは、いったい何だったのか。

半日以上にわたり障害が続いた

異変が起きたのは1月14日の深夜。ユーザーがゲームにアクセスできない状況が発生した。ガンホーはパズドラの公式ツイッター上で「現在、サーバ障害の為、緊急メンテナンスを実施しております。ご迷惑をお掛け致しますが、しばらくお待ち頂けると幸です」とツイートした上で、同日朝7時頃のサービス再開を約束した。

だが、その後も一向にサービスは復旧しない。

スマホで見たパズドラの画面

その後ガンホーは「サービス再開後、徐々にサーバに接続しにくくなり、通信が困難になった為に再度メンテナンスを行い、原因を調査しております。復旧の時刻は未定です」と、同じくツイッター上で投稿し、復旧作業を続ける。最終的に全ユーザーが問題なくアクセスできるようになったのは、1月14日の17時半だった。

障害が起きた理由についてガンホーは15日夜現在、「詳細は確認中なので、コメントは差し控える」としている。

パズドラは元々ユーザー数が伸びてる上、同日は大雪により家で遊ぼうとしたユーザーからのアクセスが集中。今回、二つの要因が重なったことで、ガンホーのサーバーがパンクした可能性が高い。

ガンホーは今回の事態を受けて、16日にアイテムの無償配布を予定。14日に行う予定だった600万ダウンロード達成のゲーム内記念イベントについては、16日から17日の間に延期して行うことを発表した。

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