10周年「ファミチキ」が決める"統合"の行方 サークルKサンクスでもファミチキを販売?

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サンクスやサークルKの看板を掲げた店でも「ファミチキ」を販売?(撮影:尾形文繁)

今年9月、ファミリーマートは、サークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスと経営統合する。

2019年2月末までにはサークルKサンクスのブランドが消滅し、すべてファミリーマートのブランドへ看板が掛け替えられる見通しだ。

サークルKサンクスの看板替えは9月から順次行われていく。

ファミチキがサークルKやサンクスでも売られる?

ファミチキなどのカウンター商材について上田会長は「看板替えが終了しなくても、一緒にやっていくべきだと思っている」と述べ、サークルKやサンクスの看板を掲げている店舗でも、ファミチキなどファミマのカウンター商材を販売する可能性を示唆した。

ファミリーマートの店舗は2019年2月末に約1万8000店へ拡大する(撮影:梅谷秀司)

現在1万2000店のファミマは、統合により単純合算で約1万8000店に拡大する。コンビニ業界首位のセブン-イレブンに匹敵する規模だ。

スケールメリットを発揮していくことはもちろん、「サークルKサンクスの強いカウンター商材を含め、お互いのいいところを取り入れていく」(上田会長)。

ファミチキをどこまで伸ばせるか。さらに、ファミチキに続く第2、第3の看板商品を生み出すことができるか。その成否こそが経営統合の行く末を左右しそうだ。

又吉 龍吾 東洋経済 記者

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またよし りゅうご / Ryugo Matayoshi

2011年4月に東洋経済新報社入社。これまで小売り(主にコンビニ)、外食、自動車などの業界を担当。現在は統括編集部で企業記事の編集に従事する傍ら、外食業界(主に回転ずし)を担当。趣味はスポーツ観戦(野球、プロレス、ボートレース)と将棋。

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