PB商品の人気ランク、1位はトップバリュ 2位にセブンプレミアム、週刊東洋経済が独自調査

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『1年前に比べてPB商品の購入は増えましたか?』という問いに対しては、「増えた」18%、「やや増えた」37%。半数以上の人がこの1年でPB商品の購入を増やしている。「やや減った」3%、「減った」1%で、PB商品の購入を減らしている人はわずかしかいない。なお「1年前と変わらない」という人は42%いた。

気になるのがPB商品のブランド別人気。『よく買うPB商品のブランドは?』という質問に対して、最も回答が多かったのが「トップバリュ(イオングループ)」だ。回答者1086人中635人が挙げた。

2位は「セブンプレミアム(セブン&アイグループ)」で417人。この2強への人気が断トツで、以下3位「CO・OP(生協)」212人、4位「CGC(シジシーグループ=東京・三徳や福岡・西鉄ストアなど全国の中堅・中小スーパーマーケットが加盟)」181人、5位「ファミリーマートコレクション(ファミリーマート)」100人と続く。

「CO・OP」は買わない人にも信用が高い

ブランド別の信用度も調査した。『信用のおけるPB商品のブランドは?』という質問への最多回答はトップバリュで681人、2位はセブンプレミアム490人。ここまでは上記の人気度と同様の傾向だが、3位CO・OPの人数は328人に達した(「よく買う」は212人)。

つまり、CO・OPに対しては、「よく買っているわけではないけれども、信用度は高い」という意識を持っている消費者の多いことがうかがえる。4位はCGC170人、5位はファミリーマートコレクション111人だ。

なお、週刊東洋経済編集部が調査した2011年度のブランド別売上高は、1位トップバリュ5273億円、2位セブンプレミアム約4200億円、3位CO・OP約4100億円、4位CGC2789億円(卸売ベース)、5位ローソンセレクト約1000億円となっている(ファミリーマートコレクションは12年10月からのブランドで、12年度目標1200億円)。

(撮影:風間 仁一郎)

福田 淳 東洋経済 記者

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ふくだ じゅん / Jun Fukuda

『会社四季報』編集部、『週刊東洋経済』編集部などを経て編集局記者。

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