米動物園ゴリラ射殺、責任は母親にあるのか

全米で大激論!本当に殺す必要があったのか

5月30日にシンシナティ動物園の外で、射殺されたゴリラの「ハランベ」を追悼して立ち続ける人々 (写真: John Minchillo/Associated Press)

5月28日の午後、米シンシナティ動物園で囲いの中に落ちた男の子を手荒に扱ったゴリラが射殺されたのは、とっさの判断だったようだ。

ところが動物愛護支持者たちはすぐに動物園の外に立ち、この「ハランベ」と言う、体重が190キロ以上あるオスのゴリラを偲び、祈りを捧げ続けた。インターネット上では、男の子の監督を怠ったとして、母親に対する非難が異様な盛り上がりを見せ、同30日には動物園側は弁明のための記者会見を開いた。

「命の危険があった」

園長のセイン・メイナード氏は会見で、絶滅危惧種のゴリラを麻酔銃を使わず射殺した決断への批判に強く反発した。

「ゴリラの世界」の展示エリアへの柵を乗り越え、堀に落ちた4歳の男の子にハランべは強い関心を持ったようだ。

「男の子は引きずり回されていました。頭をコンクリートにぶつけていたんです。手荒な扱いでした。命の危険があったのです」とメイナード氏は説明した。

麻酔を使えば、このニシローランドゴリラが眠るまでに貴重な数分が失われただろうし、弾が当たった衝撃でゴリラが驚き、男の子はもっと深刻な危険にさらされただろうとも語った。

メイナード氏によると、このゴリラはココナッツを手で握りつぶす力があったという。たとえ不注意からにせよ、男の子がハランべに握りつぶされなかったのは幸運だったとし、ゴリラが興奮して混乱したのは、周囲の叫び声のせいだと強調した。

母子ともに名前は伏せられているが、家族がPR会社を通じて30日出した声明によると、男の子は病院で治療を受け、事故の当日中に退院した。

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