日立製“ガンダム”、福島原発向け投入へ

遠隔操作で双腕を縦横無尽

小型双腕重機型ロボット「ASTACO-SoRa」。2本のアームでつかみながら切断することができる

操縦者の指示どおりに縦横無尽に動き回る双腕だけ見れば、あたかも“ガンダム”――。

日立製作所のグループ会社、日立エンジニアリング・アンド・サービスは12月7日、小型双腕重機型ロボット「ASTACO-SoRa(アスタコ-ソラ)」を発表した。

福島原発での活用目指す

ASTACO-SoRaは日立エンジニアリングと日立建機とが共同開発したロボット。遠隔操作が可能なため、放射線量の高い原子力発電所の建屋内でがれきの除去作業などを行うのに向く。2013年から福島第一原子力発電所での活用を目指していく。

運転作業員がジョイスティックとボタンを使って遠隔操作する

日立製作所の臨海工場(茨城県日立市大みか町)でお披露目されたASTACO-SoRaは、日立建機の技術をベースに、日立エンジニアリングの遠隔操作の技術を組み合わせて1年がかりで開発が進められた。「原子力発電所のメンテナンスなどで培った知見を生かし、日立独自で開発した。東京電力には日立のコンセプトで開発したロボットを活用して欲しい」(日立エンジニアリングのプラント本部・関上隆本部長付)。

次ページ100ミリシーベルトでもOK
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
香港問題めぐり米中激突<br>加速するデカップリング

6月30日、「香港国家安全法」が施行されました。「一国二制度」の下での高度な自治が失われたとして、西側世界と中国の対立は一気に深まっています。米中経済の分離は、サプライチェーンの見直しなど、グローバル企業にも大きな変化を迫りそうです。