アコーディアがネット通販参入など新構想

ゴルフ用品年商100億円へ

鎌田社長は「現状のゴルフ場やゴルフ練習場でのショップ展開に加え、街中での路面店展開を検討しており、eコマースの取り入れについても話を詰めているところ」と述べ、ゴルフ用品販売収入を今期計画の40億円から、中期的には100億円近くまで拡大する方針を表明した。

eコマース参入の“器”はある

アコーディアの今期の連結売上高見通しは908億円で、ゴルフ用品販売の売上構成比は5%未満。ただ、主力のゴルフ場事業の高成長が見込みにくい中だけに、ゴルフ用品販売が100億円に達した段階での売上構成比は、連結売上高全体の1割程度まで拡大するものと見られる。

ゴルフ用品の年商規模40億円は、リアル店舗を展開するスポーツ用品小売り大手、アルペンの同704億円(12年6月期)やゼビオの同420億円(12月3月期)には及ばないものの、ゴルフ用品ネット販売専業大手であるゴルフダイジェスト・オンラインの同83億円に比べれば半分程度となる。

現在、アコーディアは自社保有ゴルフ場の予約を自社サイト上で行うためのシステム投資を実施済みで、eコマース参入のための“器”は一応整っている(上写真は同社の予約サイト)。ゴルフ場利用時にポイントを付与するためのポイントカード所有者がビジターを含め230万人、うちメンバーカード所有者が20万人にも上るなど、顧客基盤にも厚みがある。eコマースへの参入に当たっては既存のネット通販事業者との提携なども選択肢にはあるようだが、「自前での開発もありうる」(鎌田社長)という。

ゴルフ場運営最大手であるだけに、街中へのリアル店舗進出にしても、eコマース参入にしても、ゴルフ用品マーケットに対して、一定のインパクトは与えそうだ。
 

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