ベンツが「整備士養成コース」で目指すこと

輸入車販売トップが始めた即戦力の育成

国内販売でフォルクスワーゲンを抜いたベンツに慢心はない(撮影:梅谷秀司)

「小学生のころから高級車を扱う整備士になるのが夢だった」

入学式を目前に熱く語ってくれたのは、この4月に開講するベンツ専用の整備士育成コースに入学する髙橋礁さんだ。

メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は、専門学校である東京工科自動車大学校世田谷校の自動車整備科にメルセデス・ベンツコースを設置した。2年間の在学期間中に2級自動車整備士の資格を取得するコースで、授業ではAクラスやCクラスを使用する。

卒業後はベンツ販売店で即戦力に

ベンツの最新車種やベンツ専用の診断機で点検・整備作業を学ぶ。2年間のコースを修了すればベンツの販売店網で即戦力として採用されるので、「入学と同時に就職先が保証されている」(東京工科自動車大学校の佐藤康夫理事)ともいえる。

メルセデス・ベンツコースの特典は、ベンツの車両や機器で学べることにとどまらない。学生にはダイムラーグループのネットワークに入るIDを配布する。このIDを使えば、就職前からダイムラーのeラーニングシステムにアクセスして学習することができる。学生の立場でありながら最新のメカニックスキルに触れられる上に、「優秀な学生にはドイツ短期留学に行かせることも検討したい」(MBJの中山大輔販売店部部長)と、ベンツならではの体験を積むことができるのが特徴だ。

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