パチスロ用メダル計数機大手のオーイズミが福祉介護事業に進出。年内にも施設着工へ

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
パチスロ用メダル計数機大手のオーイズミが福祉介護事業に進出。年内にも施設着工へ

パチスロ用メダル計数機の大手でパチスロ機自体も手掛けるオーイズミは、6月末の株主総会での定款変更で、新たに福祉介護事業に進出することを決め、8月30日にその概要を発表した。

福祉介護事業を進める場所は、神奈川県厚木市にあった昭和音楽大学(2007年4月小田急線新百合ヶ丘に移転)の跡地(約3300坪)。オーイズミはこの跡地を今年の8月24日に買収し(取得額約8億円)、ここに、(1)認知症専門病院(約170床、4階建て1棟)、(2)診療所(高齢者向け主要診療科目、3階建て1棟)、(3)サービス付き高齢者向け賃貸住宅(4階建て3棟、第1期は1棟)、(4)商業施設(2階建て1棟、施設利用者、近隣住民向け)、(5)その他デイサービス、訪問看護などを行う施設を配備する。

施設の着工は今年の11月~年内、開業は14年1~7月を予定しており、業績に寄与し始めるのは15年3月期、本格的に寄与してくるのは16年3月期からになる。

認知症専門病院は、すでに都内で同様の施設を運営している医療法人を誘致する。診療所はそれぞれ専門が違ういくつかの医院を誘致し、全体では医療コンプレックスビル、総合診療センターになるようにする。商業施設はいわば大型のコンビニ店のイメージで、大手コンビニを誘致する計画だ。

サービス付き高齢者向け賃貸住宅は、このほど国土交通省の制度改正でスタートするいわゆる「サコージュ」(サービス付き高齢者賃貸住宅を短縮してカタカナで示したもの)の基準に適合し、介護保険などが適用される施設。神奈川県に開設申請し、認可後運営をスタートさせる計画だ。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事