山本昌はなぜ50歳まで現役を続けられたか

左腕に隠されたプロ野球生活の壮絶な苦闘

山本は語る。「確かに、怒ると手がつけられないほど、怖い人でした。けど、怒っても怒っても、次にまた使ってくれる。自分にチャンスを与え続けてくれる素晴らしい監督で、今でも星野さんにとても感謝している」。

プロ野球生活で最も高価な買い物とは?

多趣味で知られる山本昌が、プロ野球生活で買った最も高額なモノは、1971年製の「ランボルギーニ・ミウラ」。もともと、スーパーカーマニアの山本だが、2003年に購入したこの車の金額は、なんと3500万円!

当時チームメイトだった立浪和義に「そんなガラクタに3500万円も出すなんて考えられん!」と非難を浴びたそうだが、山本曰く現在の価値は2億円近くと、当時よりもさらに超レアスーパーカーになった。

引退した山本が次に打ち込んでみたいことは何か。山本昌ファンの間では知らない人はいないほど有名だが、彼はプロ顔負けのラジコンマニア。ハマると徹底的にのめり込むタイプの彼は、かつて、ラジコンの日本チャンピオンに勝つこともあるくらいまで極めていたそうだ。

それだけハマったラジコンも2010年からは本業の野球に専念するため、趣味に打ち込む時間を削っていた。だからこそ、「今はとにかく思う存分ラジコンがやりたい」と話す。

「決めた事をコツコツとやる。それだけですね」

32年間もの間、プロ野球で現役生活を続けられた秘訣は言葉だけを聞けばシンプルだ。ただし、その決めたことをコツコツとやるのは半端なことではない。たとえば高校時代には、2キロのダンベルで毎日手首を鍛えていたという。

一つひとつ決めた目標をこなしていくこと。「継続は力なり」という言葉はよく耳にするが実際に行動に移すことは遥かに難しい。しかし、山本昌はそれを実践してきたからこそ、厳しいプロ野球の世界で32年間も活躍して来られたのだろう。(一部敬称略)

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