インド、「猛暑日」が増えて電力・水供給システムへの負荷が高まる予想/中東紛争の影響でエネルギー確保に苦慮
インドでは今年、猛暑日が増えて電力・水供給システムへの負荷が高まることが予想されている。酷暑がインフラの「ストレステスト」と化しそうだ。
インド気象局(IMD)は、国内の多くの地域で今年の夏は例年よりも猛暑日が増えると警告している。
政策シンクタンク「エネルギー・環境・水会議(CEEW)」は、気温上昇が既に冷房用の電力需要を急増させ、都市部の水供給にも負荷がかかっていると指摘した。
石油の約90%、ガスの約60%を輸入に頼るインドは、折しも中東紛争の影響でエネルギー確保に苦慮している。
ピーク時の電力需要
インドで観測史上最も暑い年となった2024年、電力需要は5月に約250ギガワット(GW)とピークに達し、全国各地で停電が発生した。25年のピーク需要はそれより約4%少なく、6月上旬には約240GWだった。
研究者らによると、世界は今年、観測史上5番目に暖かい2月を経験しており、今年のインドの電力需要は既に予測を上回っている。
国際エネルギー機関(IEA)によると、インドのピーク時の電力需要に占める冷房の割合は既に約20%に達している。CEEWのシニア・プログラム長、ディシャ・アグラワル氏は、異常な高温により今夏のピーク電力需要は約260GWに達する可能性があると予想した。

















