「習近平が最も信頼する男」丁薛祥とは何者か? 舛添要一が目の当たりにした中国「影の実力者」素顔と「技術革新」のリアル

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中国の逆襲──習近平の戦略
2026年、中関村フォーラム年次総会での丁薛祥氏(写真:ロイター/アフロ)
2024年秋、筆者の舛添要一氏は北京で習近平国家主席と会談する予定だった。ところが当日の朝、突然「習近平は緊急の用事ができた」との連絡が入る。肩透かしを食らったが、代わりに現れたのは習近平が最も信頼する男、丁薛祥(ていせつしょう、1962年~)副首相だった――。
丁薛祥は習近平の「後継者」と目される人物であり、ある中国専門家は「習近平本人と会うより意義がある」とさえ言った。会談で彼が繰り返した言葉、そして広州で目の当たりにした中国の技術力は、日本人が想像する「今の中国」をはるかに超えていた。
※本稿は『中国の逆襲──習近平の戦略』から一部抜粋しています。

2024年春、私は中国の北京を訪問して大学や社会科学院などで講演した。8カ月後の11月末から12月はじめにかけての再訪では、北京で中国政府要人と会い、彼らが進めている政策の説明を受けた。その後、南の広東省の広州に移動して国際会議に出席し、市内を視察した。この時の驚きを綴っておきたい。

突然現れた「習近平の後継者」

北京では当初、習近平国家主席が会議に出席する予定であったが、12月2日の朝になって、「習近平は緊急の用事ができて、丁薛祥副首相が代行する」という連絡が入った。肩透かしを食らった感じではあったが、丁薛祥は習近平の後継者と見なされている人物であり、実は習近平と会うよりも意義があるという中国専門家もいた。

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