「お前も鬼にならないか?」鬼滅やチェンソーマンに見る、令和の若者が"強大な力への代償"に投影する心理

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ポップコーンを食べながらアニメ映画を観る女性
(写真:Hakase / PIXTA)
漫画でもアニメでもドラマでも映画でも、「エスパー能力・超能力」が登場する作品は非常に多いです。人智を超えた力を振るう能力者たちが登場する作品は非常に面白く受け入れられる場合が多いわけですが、しかし一方でそれらの能力者を登場させる背景には創作者の「苦労」があるのだと言います。今回は、『創作のためのエスパー・超能力図鑑』を上梓したテレビ朝日ドラマ『ちょっとだけエスパー』エスパー監修の西岡壱誠さんから、異能力バトル作品における「異形存在」について語ってもらいました。

エスパー能力モノの作品を見渡すと、しばしば悪魔や神・天使などの超常的な存在が登場します。こうした存在は、主人公や登場人物たちに特別な力を与える源として機能しており、その関わり方にはいくつかのパターンが見られます。今回は、超常的存在がどのように人間に力を与えるのか、代表的な作品を例に挙げながら整理していきます。

1.契約や能力譲渡により力を得るケース

まず最初によくあるケースが、悪魔や神・天使などの超常的な存在との契約や能力譲渡により、その存在によってなんらかの力、場合によってはその存在と同じ力を得ることができるというものです。

一番有名なのは魔法少女モノの作品でしょう。精霊や異星人など異形の存在と契約して、少女が「魔法少女」になるという設定ですね。アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」では、キュゥべえという異星人と契約することで魔法少女になり、願いを叶えてもらう代わりに魔女と戦う運命を背負います。

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