ジャニーズタレントも逃れられない学歴の壁 合格率4%!初の気象予報士が2人も登場
Hey! Say! JUMP伊野尾慧は明治大学理工学部建築学科を4年で卒業。入学時には「将来は自分たちのステージや劇場の設計をしたい」と語るなど異色の「建築アイドル」となっている。一方、2013年12月13日に放送されたダウンタウンがMCをつとめる「100秒アカデミー」というテレビ番組で、なぜ最近のジャニーズは高学歴なのか、とダウンタウンの松本人志からたずねられると、伊野尾は「ジャニーズだけでは食っていけない」と冗談とも本気とも取れる発言をしたことが話題となった。
他にも、有名大学を卒業、また在学中のジャニーズタレントはたくさんいるようだが、それもこれも「アイドル像(価値観)の多様化」、つまり、歌って踊ってかっこいい、可愛いだけでは目立たず、すぐに飽きられ、その他大勢から抜け出せないという現実と、さらに芸能界をやめた後の長い人生設計を若いウチから考えている側面もありそうだ。
芸能界を辞めたら「学歴」が問われる
芸能界で大成功を収め、一生食べて行けるのは一握り。芸能界を辞めて、一般企業に勤めることになったら、「学歴」を問われる場面もありうる。好むと好まざるとにかかわらず、多くの人にとって社会を生きていくうえで、学歴は一生付いて回る。つまり、最近の若いアイドルはそのあたりも考慮したうえで、良くも悪くも現実的に動いているように見える。
ジャニーズを含む芸能人大学生(卒業生)が、一般の入学試験のほかに付属校上がりやAO、一芸、さらには各種の推薦入試制度を使って大学に入っていることは容易に推測できる。
しかし今は芸能人に限らず、文部科学省によれば、2009年度の大学入学者のうち、私立大学の場合、AO入試が10%、推薦入試が41%と、非学力型入試(つまり一般受験以外)の割合が半数を超えているという筆者世代には驚くデータがある。このデータが6年前と古いので今はもっと比率が上がっているかもしれない。
大学の入り方に関してはここで語らないこととするが、アイドル以外のお笑いの世界でも京都大学出身をブランドに使っている漫才師がクイズ番組の常連としてタレント活動を長く続けたり(私自身、この人の漫才(お笑い)を見たことがない)、知性派、高学歴タレントという枠は芸能界にいくつかあるようだ。
ちなみにルックスも良く、知性派で、それでいて専門分野を持ったジャニーズタレントが歌番組以外のテレビを席巻するようになれば、いわゆる文化人枠でテレビに出ている士業や各種コンサルタントのような専門家にとっては、その地位を脅かされる可能性があるだろう。
そして近い将来、東大卒で医師免許や弁護士資格を持ったジャニーズタレントが誕生する日も決して遠くないと予想する。
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