「トラウマ」を抱える人の感情が激しく揺れる理由 DV被害から逃れた後の「ケア」が遅れてしまうのはなぜ…?

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NPOレジリエンス著『傷ついたあなたへ』
NPOレジリエンス著『傷ついたあなたへ』シリーズ。情報量が絞られておりイラストも入っているため、心がつかれた人でも読みやすい。公式サイトにはケアにまつわる情報も多数ある(筆者撮影)

マンガに描いたように、トラウマのケアやサポートや医療はいろいろな種類があります。しかし、日本ではトラウマケアや医療の認知度は低く、数自体が少なく、高価なものが多いのが実情です。

講座も定期的に開催

今回取材したレジリエンスでは、行政主催の無料講座のほか、「こころのcare講座」という講座も自主開催しています。この講座の特徴は、安価・女性限定(男性からのDV被害者が安心できるように)・予約がいらない(被害者は予約や予約キャンセル自体が困難だったりストレスだったりすることもあるため)ということ。被害者に寄り添ったその講座設定には驚きました。また、オンラインでの講座も多数開催しています(こちらは男女両方参加可)。

最後に、『傷ついたあなたへ』に書かれたチェックリストをひとつ紹介します。

【支配があるかのチェックリスト】
▫︎パートナーの言うことは絶対だ
▫︎自分の希望をパートナーに伝えるのはとてもエネルギーがいる
▫︎パートナーが帰ってくるととても緊張する
▫︎パートナーを恐れている
▫︎パートナーがいる前で電話をしたくない
▫︎パートナーを待たせることはできないと感じている
▫︎自分がどう感じるかよりもパートナーが怒らないかが基準となっている
▫︎予定より遅く帰るなんてできないと感じている
▫︎自分の好みよりパートナーの好みを最優先する
▫︎パートナーの言動に意見できないと感じている
▫︎たとえ間違っていると思ってもパートナーに同調しなくてはならない
▫︎パートナーに自分の本音は絶対言えない
▫︎パートナーが怒り出すと、なんとかなだめようとしてしまう
▫︎パートナーの機嫌が良い状態であるためにはどんなことでもすると思う
▫︎どんなに楽しもうとしてもパートナーの機嫌が悪くなるともう楽しめない
▫︎パートナーのセックスの要求は断れないと感じている
▫︎自分が欲しいものでもパートナーが良い顔をしなければ買えない
▫︎子どもがパートナーの気に入らないことをするとすごくあせる
▫︎パートナーについたウソがばれるのが怖くてしょうがない

あなたはいくつ当てはまりましたか? もしいくつか当てはまるとしたら、相手から何らかの方法でコントロールされている、つまりDV関係にあるのかもしれません。

ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)『ワンオペ育児モヤモヤ脱出ガイド』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

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