探偵ナイトスクープ「小6男子がヤングケアラー?」で両親が炎上…「保護を」「施設に入れてあげて」に養護施設の元職員が「現実的ではない」と思う訳
放送でこうした様子をみたことで、児童相談所をはじめとした行政への通報が多発したのだろう。自民党前衆院議員の小林史明氏が「行政機関と共有し、教育委員会含め丁寧に対応していただくことになりました」とXに投稿する事態となった。
だが、こうした行政の動きをもってしても、筆者には依頼者の少年が本人の望みどおりに救われる未来が想像できない。
ヤングケアラーを取り巻く支援の現状
ここからは、ヤングケアラーを取り巻く我が国の支援の現状について見ていこう。
日本総合研究所が令和4年に発表した「ヤングケアラーの実態に関する調査研究」によると、世話をしている家族が「いる」と回答したのは、小学6年生で約6.5%。さらに、その頻度を質問したところ、世話を必要としている家族については、「きょうだい」が 71.0%と最も高く、52.9%が「ほぼ毎日」世話をしているという結果となった。
ヤングケアラーは、ひとりで悩みを抱え込んでしまう人が多い。自分がヤングケアラーである事実に気づけなかったり、家族のことは家族でなんとかしなければと思い込んでしまうのだ。そうして家族のために自分の時間をすり減らし続けた結果、学業や就職、友人関係に悪影響が出て、自分の将来を諦めてしまうという。
そんなヤングケアラーへの支援は、支援団体によるピアサポートなどの悩み相談や、医療・学校などさまざまな機関の連携による支援が進められている。と、耳当たりはいいのだが、ヤングケアラーの支援は「相談」が中心になっているのが実態だ。


















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